今日はついに、自作の火おこし器での火おこしについて書こう!!
と思ってましたが、趣向を変えて!笑
私が、人生で初めてアライグマを解体した話を書こうと思いますd(^_^o)
(本記事には記事の性質上、ご覧になられる方によっては目をつむりたくなる画像が一部ございます。あらかじめご了承の上、ご覧ください。)
アライグマとの出会い
その日の早朝、私は眠い目をこすりながら電車に乗り込みました。
前の晩、狩猟免許を持つ友人の罠にアライグマがかかったらしく、止め刺し(しめること)と解体に誘われたのです。
アライグマの狩猟は、法的に認められている。
とはいえ、私の人生、初めての解体です。
眠気と緊張と興奮を同時に感じながら、電車に揺られること2時間、そこから車で30分。
東京の西の外れ。
木々の香りと澄んだ空気の中、一歩一歩土を踏みしめ、ドキドキしながら山の中へ入って行くと・・・
突然、ツーンと鼻をつんざく、動物園のような匂いが。
獣臭??
友人が指差す方を見ると、小川沿いに箱罠が見えてきました。
小川に降りて恐る恐る近づくと、アライグマが震えながらこちらを見つめてきます。
か、可愛い・・・(>_<)
毛がふかふか、まん丸でキラキラの瞳。
思わず触りたくなってしまいます。
「噛まれるから気をつけてね!!」
友人の声で我に返りました。
そうだ。この子は野性なんだ。
そして、これから私はこの子をしめて、食べるんだ・・・
解体作業
集まった数人で、作業を分担しました。
案の定、ジャンケンで負けた私は、アライグマを罠ごと川に沈めて溺れさせる担当に。
(アライグマなどの小動物をしめる場合、叩いてもなかなか死なず、逆に苦しめてしまうそう。川に沈めるのが、一番確実なんだとか。)
友人に続いて川に入ります。
真冬の冷たい川の水で、長靴越しの足があっという間にキンキンに。
罠が全部沈むくらいの深さの場所を探したら、アライグマを罠ごと沈めます。
もうこの時の私、心臓がバクバクで胸が張り裂けそう。
苦しそうにもがくアライグマを、できるだけ見ないようにしながら、罠をしっかりおさえつけます。
泣きそうになるのを必死で堪えて、ごめんね、ごめんねと呟きながら。
・・・・・・
5分以上たち、完全に動かなくなったら、罠からアライグマを取り出し、頸動脈にナイフを刺し、逆さ吊りにして血抜きをします。
その後、ナイフを滑らせて内臓を取り出し、
皮を剥ぎ、関節で切り分け、脚と内臓を土に埋め、合掌をして終わりました。
実食
帰宅後、冷えた体が温まるよう、トマト煮込みに!
野性動物にあると言われている臭みが全くなく、ジューシーな脂の甘みと、プリプリの歯ごたえを存分に味わえました^_^!!
バラ肉は甘辛く煮込んで、肝臓はレバニラに、網脂(内臓を守っている脂)はハンバーグに巻いて。
全部余さず、美味しく食べられましたd(^_^o)!!
胆嚢に入った胆汁は吊るして干しておくとカチカチになり、胃腸不良に効くそうです\(^o^)/
初めての解体から感じたこと
人生で初めて、動物を自分でしめて、解体して、食べるという経験は、私の中のいろんな感情が交錯する出来事でした。
まず面白かったのが、作業が進むにつれて、自分の感情が目まぐるしく変わっていったこと。
可愛い→可哀想→泣きそう→怖い→気持ち悪い→難しい→楽しい→美味しそうと、あっという間に変わって行く感情に、自分でも驚きました。
そして、脈々と受け継がれてきた大切な大切な命を、自分がいただくことの痛みと喜びとありがたみ。
命をつなげていく、重み。
私が殺して食べたアライグマに、こいつに食べられてよかった、とは言わないまでも、まぁ頑張れよ、くらいには思ってもらえるよう、日々の生活を楽しく元気に全うして行きたいと思いました^_^!!
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