ADHD女子革命〜プロボクサー緑川愛のカオスな日常〜

女子プロボクサー緑川愛のカオスな日常をお届けします♪

プロボクサー緑川愛のカオスな日常

【衝撃の動画あり】34才の女子プロボクサー、失恋したので滝行した!!の巻(ノ_<)

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新年、あけましておめでとうございます\(^-^)/

 

プロボクサー兼ブロガー兼フリーライターの緑川愛です(*^・^)☆

 

今年もどうぞよろしくお願いします(*^◯^*)!!

 

 

 

さてさて、今日は、元日に滝に打たれてきた話ですd(^_^o)

 

なぜ滝に打たれようと思ったか

 

滝に打たれてきたって言ったら、え!?どうして!?って思いますよね(^_^;)

 

私だって友達が「滝に打たれてきた」っていったら耳を疑う。笑

 

なんで、こんな年明け早々、冷え性に悩むこの私が、寒いのが大嫌いなアラサー女子のこの私が、極寒の山奥で滝に打たれようと思ってしまったのか。

 

それは、そう、このブログの読者さんはご存知、「あの失恋」を吹っ切るためでした(ノ_<)

 

www.joshisaba.com

 

自分の気持ちを固める意味もあって、ブログでお別れ宣言した私でしたが、

 

実はあの後、私のブログを読んだ彼からまた電話で「戻ろう」と泣きつかれ、心が揺らいでしまったんです(T . T)

 

だけど、たくさん悩んで出した結論。

 

2人のために出した結論。

 

しっかり貫きたかった。

 

心が揺れる自分の弱さを断ち切るために必要なもの、それはもう、「気合い」だ。

 

気合いしかない。

 

そう、気合いだー!!!

 

・・・ってことは頭では分かっても、揺れる乙女心、なかなか簡単には吹っ切れなかった(T . T)

 

どうすれば気合いが入るんだ・・・

 

気合い、気合い・・・どうしよう、どうしよう・・・(T . T)

 

心は焦るばかり・・・

 

新年を迎える前に、なんとか決着をつけたい!!

 

12月31日の夕方、底冷えする古いアパートの一室で1人。

 

必死で考える私の頭に浮かんだもの。

 

それが、「滝に打たれること」でした。

  

藁をも掴む気持ちで、ネット検索した。

 

「滝、修行、場所」

 

そして、「滝行(たきぎょう)体験のツアー」を見つけました!!

 

すぐに電話で予約を取り付けた。

 

南足柄市へ\(^-^)/

 

電車を乗り継いで、新宿から小田急線で1時間ちょっと。

 

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向かったのは神奈川県の「新松田駅」。

 

ガラガラで、暇すぎる電車の中で、「自撮り」笑

 

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・・・ピースしてるけど、不安そうな表情だよね・・・笑

 

しばらくすると、電車の窓から山が見えてくる。

 

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いい天気になって良かったな(^_^)

 

新松田駅に到着すると「滝行ツアー」のスタッフの方々がワゴン車で迎えにきてくれていたp(^_^)q

 

女性スタッフが数人いて、少しホッとして車に乗り込む。

 

スタッフの方の話では、今日は15人の参加者がいるとのこと!!

 

えー!!正月からそんなに集まるんだΣ(・□・;)

 

ってか滝行ってそんなに人気なんだ!!笑

 

で、話をしているうちに、ワゴン車の後ろに座ってるおじさんが話始める。

 

長いヒゲ生やして、ちょっと怪しそうな、胡散臭そうなおじさんだなぁって思ってたんだけど・・・(^_^;)

 

なんと、お客さんの1人だと思ってたこのおじさん、「滝行ツアー」の主催者の方だった!!笑

 

「滝行ツアー」主催者の市川さん!!

 

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写真を撮らせてください!!というと、はにかみながらもジャケットを開いてポーズをとってくれた!!笑

 

車内で聞いた、市川さんのお話

 

市川さんはすごく物腰が柔らかい人なんだけど、話を聞いていても、どこまでが本当なのか、どこまで本気なのか、よくわからない(^_^;)

 

見た目通り、胡散臭そうといえば胡散臭そうなんだけど・・・

 

私はこのおじさん、好きです。笑

 

なので、市川さんの話で、私の心に響いたことを少し載せておきますd(^_^o) 

 

市川さんは33才の時に、「こんな生き方は嫌だ。これからは自分の好きなことだけして生きていこう!!」って考えて、会社を辞めた。

 

インドで乞食をしようと思ってインドに行くと、あちらの乞食はひどい皮膚病や足の指が6本もあるような人ばかりで、こんな人たちには敵わない、と思って諦めた。

 

その後9年間、親や知り合いの家の庭に、掘っ建て小屋をたてて、囲炉裏を作って、毎日、坐禅を組んでいたんだってΣ(・□・;)笑

 

私の「何をお祈りしていたんですか?どんな信仰をもっていたんですか?」との問いかけに、

 

「神様は自分。心の拠り所は自分自身。そして、自分の周りの全ての人、全ての物事(食事や空気や出来事も)が神様だ。」と。

 

・・・怪しいでしょ?笑

 

こんな出来た人間みたいなこと言う人、私は普段なら、あんまり信用しない。笑

 

だけど、失恋で心が疲れてたせいもあるのかな、

 

こんな冗談みたいな風貌のこの人が、これまたフワフワと冗談混じりで喋ると、なんだか逆に説得力というか誠実さというか、深みが感じられたんだよね・・・

 

さらに私が「人と喧嘩することはないんですか?」と聞くと、

 

「全くない!!喧嘩なんかするわけない!!誰かが自分の思い通りにならないって怒るのは、赤信号が思い通りに青にならないって怒ってるようなものでしょ。赤信号の時は反対側が走れるんだから、喜ばないと。」って。

 

それに対して、他の誰かが「赤信号がいつまでたっても変わらなかったらどうします?」って聞くと、

 

「そういう時は、もちろん信号無視しますよ!!怒るわけじゃなくて、あぁ、この信号は壊れてるんだなぁと思って!!」だって!!笑

 

あぁ、私もこんなしなやかさが欲しい、と思った。

 

たぶん、市川さんも本当は、全く誰とも喧嘩しないわけではないんだろうけど・・・笑

 

私と違って、余裕がある。

 

私は何事も深刻に、真剣に捉えすぎる。

 

それだと、自分も相手も、疲れちゃうよね。 

 

夕日の滝に到着!!

 

・・・まぁ、そんな話を笑いながら聞いているうちに、そろそろ到着だって。

 

下の写真は、近所の方がとったイノシシの皮を乾しているところ。

 

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プレハブの更衣室前で車を停め、降りる。 

 

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ここで空手着に着替えるよd(^_^o)

 

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こういうの着るのは中学生の時に選択した「柔道」の授業以来だ!!笑

 

結び方を教えてもらいながら、なんとか着れたp(^_^)q

 

更衣室の前でパシャり(^-^)v

 

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山に入る前に全員で丸くなり、スタッフの方から今日の行程を聞く。

 

参加者15人の内訳は12人が20代〜40代の男性、3人が女性。

 

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トンビが青空の中、ゆっくりと円を描いて飛んでいて、気持ちいいー\(^-^)/

 

説明を聞いた後は、全員でぞろぞろと山を登っていく。

 

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道中の見守り地蔵前で、市川さんの説明を聞く。

 

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「夕日の滝の特徴は、滝行に向いた安全で、垂直な滝だということ。

 

普通、滝は柔らかい所を崩れながら作られるけれど、この場所は溶岩で出来ているので硬く崩れにくく、垂直に断層がずれて出来たため、滝行にぴったり!!」とのこと。

 

法螺貝を吹きながら先頭を歩く市川さん(^-^)v

 

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と!!3分ほど歩くと・・・

 

見えてきた!!!滝だ!!!

 

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夕日の滝の説明。

 

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金太郎が産湯に浸かった水だってΣ(・□・;)

 

太陽の逆光で、なんだか神々しささえ、ある。

 

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滝をバックに、パシャり(^-^)v

 

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と、突如、参加者を前に立たせ、気功のようなものを始める市川さん。

 

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「滝のパワーを感じて、ゆるゆるとしてきます。緊張がほぐれていきます。」

 

私もやってもらったんだけど・・・ここだけの話、残念ながら私はあんまり、何も感じなかった(^_^;)笑

 

滝に入る前に、滝の脇にある不動明王にお参り。

 

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スタッフの方が般若心経を唱える中、「みんなが幸せに生きられますように。健康でいられますように。」ってお祈りして、

 

終わってから、「あ!!今日の滝行を無事に終えられることをお願いするべきだったのかな??」って思った(^_^;)笑

 

ま、みんなが幸せで生きられたら、今日の滝行もなんとかなるでしょうd(^_^o)

 

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滝行ってもともと、修験道の修行なんだって。

 

滝に打たれることで、世の中を幸せにする力を得たり、心身の垢を落とすこと=禊(みそぎ)が目的だという。

 

そんな滝は神聖なものなので、滝に向かってもお経を唱え、

 

塩とお酒で体を清めたら、昔から伝わるという、準備運動を二種類。

 

最初は、「えっほ!!えっほ!!」とお腹から声を出しながら、船をこぐような動き。

 

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次は、「えーい!!えい!!」と叫びながら、四方に向かって、人差し指と中指二本で漢字の「九」の字を大きく書く動き。

 

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今日の参加者15人が5人ずつの3グループに別れて、入ることになった。

 

私は2グループ目。

 

最初に腰まで浸かって、その後、1分30秒間、滝に打たれる。

 

が!!

 

「足場が不安定なので、竹の棒を杖にして、入りましょう。気合いを入れるために、えい!!えい!!と叫び続けましょう。」というスタッフさんの説明を聞いている時に、私、気づいてしまった・・・

 

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げー!!!げげげΣ(・□・;)

 

滝の周りの岩場、凍ってない!?笑

 

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しかも、つらら、出来てない!?笑

 

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聞くと、ただいまの気温、3度。

 

水温、4.8度・・・だって(T . T)

 

銭湯の水風呂でも、15度くらいはあるよね・・・(T . T)笑

 

まず、最初のグループが入るのを見学する。

 

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実は、この後、彼らが大声で「えい!!えい!!」って叫びながら滝に打たれるのを見て、

 

「うわー・・・こんなこと、これから自分がやるのかよー・・・(ノ_<)こりゃ参ったなぁ・・・(T . T)」とあまりの衝撃に、思わず笑ってしまった私でしたが・・・

 

↓ 入る前は「行ってきます!!」なんて笑顔を作る余裕もあった・・・笑

 

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4.8度の水に足を浸けた瞬間、来たことを後悔した。

 

あ、これ、ほんとにマズイやつだって。笑

 

滝に打たれる前に、体を慣らすために腰まで水につけて10を数える。

 

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もう、叫ぶしかない冷たさ。ってか、痛い!!!笑

 

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スタッフさんに滝の当たる所に立つよう促される。この時が、後悔MAX!!笑

 

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え!?えー!?!?なんじゃこりゃー!!!!!!

 

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23メートルの高さから落ちてくる水圧は、強烈(ノ_<)!!

 

もう、衝撃しかない。心身ともに響く、衝撃!!!

 

衝撃の滝行動画を公開!!

 


女子プロボクサー緑川愛が、2019年元日、滝行に挑戦!!

 

そして、とにかく痛い!!!冷たいより、痛い!!!息できなくて、苦しい!!!

 

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叫ばないと、もたない!!笑

 

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世界の中心で、とりあえず、叫べー!!!笑

 

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って・・・滝に打たれてる時も薄々感じてたけど、前の方のおじさま方、滝の強いところから、逃げてない!?笑

 

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しかも、ヘルメット!!笑

 

とは言え、しばらく打たれてると、ピースを作る余裕も出てくる・・・って言いながら、一番強く当たるところは避けてるんだけど。笑

 

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すんげぇ顔で、ガッツポーズ!!!

 

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握りこぶしを空に突き立てろ!!!

 

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だけどまた、再びここら辺から辛くなってくる。

 

もう、必死!!笑

 

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あいかわらずガッツポーズはしてるものの、顔は完全に、負けたボクサーだよね・・・笑

 

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そんな私を尻目に、横でピースをしてる金髪のお兄さんは、すっごい余裕!!

 

彼は常連さんらしく、最初のグループで入って、結局、最後のグループまで入ってたみたいΣ(・□・;)

 

やっと1分30秒が終わり、逃げるように滝を出るも、足がフラフラ(T . T)

 

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やりきったぜ!!のピース(^-^)v

 

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水から出た後の方が寒くて、身体中ガクガク震えながら、顔こわばらせながら、最後に渾身のダブルピース(^-^)v

 

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外に出ると体が急速に冷えて、口も回らない、体も思うように動かない、歩くのにも一苦労(ノ_<)

 

なんとか山を転げるように降りて、さっきの更衣室に戻って着替える。

 

体は震え続け、手も思うように動かないので、服の脱ぎ着にものすごい時間がかかった。

 

水でふやけて、鳥肌が立って、ガクガクふるえる真っ赤な脚。笑

 

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赤さが伝わらないのが、残念。

 

着替えた後はスタッフさんが用意してくれたお湯の入った大きな桶で足と手を温めたけど、30分以上は体の震えが止まらなくて、呼吸もままならなかったな(^_^;)

 

滝行を経験して感じたこと

 

私は自分の失恋を吹っ切るため、そのための気合いが欲しくて滝行をした。

 

だけど、自分が想像していた以上の経験だった。

 

滝に打たれてる一瞬一瞬、「冷たい、痛い、苦しい」っていう感覚・考え・感情に襲われる。

 

毎秒毎秒、大量の冷たい水が頭を打ち付けて、呼吸も辛くて、苦しくて、逃げ出したくなる。

 

それを、「えい!えい!」って必死に怒鳴って、吹き飛ばす。

 

一瞬一瞬、毎秒毎秒。

 

「今、この瞬間をただ生きてやる!!」

 

そんな力強さが、自分の中から湧いてくるのを感じた。

 

本当は、普段の生活だって同じなんだとおもう。

 

人生は、一瞬一瞬、毎秒毎秒の、積み重ね。

 

本当は「今」に集中するべきなのに、悩んでる時、苦しい時って、頭の中は「今、ここ」にあらず。

 

過去のことを思い出して後悔したり、将来のことを想像して不安になったり。

 

人の気持ちを勝手に想像してみたり。

 

そんなことに気づかせてくれました。

 

そして、「あ、わたし、意外に強いじゃん。」ってことも。

 

誰かと一緒にいると、2人でいることが当たり前になると、1人になることが不安になってしまう。

 

寂しい、悲しい、寒い、怖い、心細い・・・

 

だけど、滝に打たれてみて、私は1人でもこんなにも力強い存在なんだって、感じることができた。

 

自分という1人の人間の、生命力の強さを感じることができた。

 

大丈夫だ。

 

何があっても、大丈夫なんだ。

 

1人でも、寂しくても、怖くても、泣いちゃっても、いつか死んでも・・・

 

大丈夫なんだ。

 

そんな風に思えましたd(^_^o)

 

・・・まぁ、またやりたいかって言われたら・・・

 

もう十分です!!って答えるけど!!笑

 

おわり

 

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