今日は、ちょっと悲しいお話、かもしれません。
ただ、世の中の物事は全て、光と陰、表と裏、プラスとマイナス、ポジとネガで成り立っていると言われます。
そう考えると、悲しいお話、ではないのかもしれません。
とにかく、今日は「カマドウマ」についてのお話をしたいと思いますp(^_^)q
カマドウマ
なぜカマドウマについて書こうと思ったか
カマドウマはバッタの一種で、見た目はこんな感じ ↓ です(^-^)v
前回の記事で「美味しいサバイバル食ランキング」の4位になりました\(^-^)/
しかし、この記事を読んだ友人たちからは、怖い!!気持ち悪い!!気味が悪い!!ととても酷い言われようだったんです(T . T)笑
私はカマドウマに対して全くマイナスのイメージがなかったので、「なんでこんなに嫌われてるんだろう!?」とカマドウマに対する興味が湧きましたp(^_^)q
そこでカマドウマについて調べてみたところ・・・驚愕の事実がΣ(・□・;)
カマドウマの一生は聞くも涙、語るも涙のお話だったのです(T . T)
カマドウマについての基礎知識
カマドウマは、その姿や色形、跳躍する姿が馬に似ていること、そして昔の日本の家屋では竃(かまど)の周りでよく見られたことから、竈馬(カマドウマ)と名付けられましたd(^_^o)
他の多くのバッタと異なり、翅(はね)を持たずに長い脚でジャンプする。
このジャンプ力が凄まじく、虫かごに入れておくと、ジャンプして天井にぶつかった衝撃で死んでしまうのもいるらしい(⌒-⌒; )
人が触っても毒はないし、キリギリスなどと違って手に噛み付いてくることもない。
自然界では森の中の狭くて暗い場所、湿度の高い場所を好んで、木のウロ、根の間、岩の間なんかに住みついている。
なんで多くの人に嫌われてしまうかというと、雑食で虫の死骸や腐った果物を食べ、民家ではよくトイレで見られることと関係してそうです^^;
実際に「便所コオロギ」っていう俗称もあるらしい(T . T)笑
渓流魚にとっては欠かせない栄養源のカマドウマ
そんな嫌われ者のカマドウマだけど、とても可哀想な現実があるんです。
毎年、秋になるとカマドウマたちの一斉集団自殺が始まるんだって(ノ_<)
どれくらいの「集団」かっていうと、日本のイワナやヤマメなど渓流魚が秋の3ヶ月に食べる総エネルギーの9割、一年間の総エネルギーの6割を「川に身を投げて自殺するカマドウマたち」が担っているそうですΣ(・□・;)
そして、研究者が行なった実験では、カマドウマが川に身を投げて自殺できないように川の周りをビニールで覆うと、
渓流魚がカマドウマの代わりに川の虫を食べるため川の虫の数が減り、その結果、川の虫が食べている藻が増えるなど、川の生態系全体を変えてしまうとのこと!!!
ね!!だけどさ!!
「カマドウマたちの自殺」が生態系の一部として欠かせない存在になっているって、すっごいことじゃないΣ(・□・;)!?!?
カマドウマたちが秋に集団自殺をする理由
でも、なんで自殺なんかするのって思いますよね(ノ_<)
虫が、なぜ!?
調べてみたら、驚くべき真相が明らかになりました。
実は自殺ではなく、「自殺に見せかけた他殺」だったんです(T . T)!!
犯人は、ハリガネムシΣ(・□・;)!!
ハリガネムシがカマドウマの体内に入って、カマドウマが自殺するように導く。
具体的には、キラキラ光るもの=川面の揺らめきに反応して飛び込むように、脳内のタンパク質を操作するんだって(T . T)
カマドウマ殺しの真犯人、ハリガネムシ
では、なぜハリガネムシはカマドウマを殺すのか(ノ_<)!?
ハリガネムシの一生は、川の中で始まる。
川の底で卵から孵化した幼生は、プランクトンなんかと一緒に「水生昆虫」に食べられる。
水生昆虫に食べられたハリガネムシの幼生は、体の先端についたノコギリで水生昆虫の腸管の中を進み、厚い膜に覆われた「シスト」という状態になる。
このシストになると、マイナス30度の冷凍下でも死なないんだってΣ(・□・;)
水生昆虫のうち、カゲロウやユスリカやトビケラなどが羽化して陸に飛び、カマドウマやカマキリなどの陸上生物に食べられると、今度はそちらに寄生して2〜3ヶ月のうちに成長する。
寄生されたカマドウマやカマキリは生殖能力を失い、ハリガネムシに脳を操作されて、川に飛び込むことになる(ノ_<)
カマドウマやカマキリなどの宿主が川に飛び込むと、ハリガネムシはすぐに宿主の尻から脱出する。
宿主から脱出したハリガネムシは川で異性と出会い、交尾して卵を産む。
ちなみに、ハリガネムシがカマドウマを自殺させる時期が「秋」なのは、カマドウマが産卵して一生を終えるギリギリの時期までお腹の中で栄養を搾取するためなんだって(⌒-⌒; )
なんてこった・・・カマドウマの身にもなってくれよ(T . T)
最後に、ハリガネムシがカマキリから脱出する瞬間を捉えた仰天動画を見つけたので、貼り付けておきます!!
ただし、閲覧注意ですΣ(・□・;)
ハリガネムシ6匹出現 Six parasites escape from one mantis.
カマキリのお尻を水につけた瞬間、黒くて長いハリガネムシがどんどん出てきてびっくりだよね(T . T)
まとめ
今日はカマドウマのお話をします!!って始めたのに、最後はハリガネムシの話になっちゃいましたね!!てへてへ(⌒-⌒; )
ここまでの話を聞くと、寄生されたカマドウマにとっては全く救いがないし、とても不憫で不憫で・・・
おのれ!!憎っくきハリガネムシ!!許すまじ!!なんて思っちゃうけど・・・
実はカマドウマ殺しの犯人、ハリガネムシにとっても命がけのようです(T . T)
川の中で卵から孵った後、水生昆虫に食べられても、水生昆虫が羽化する前に川で魚に食べられたら、ハリガネムシは死んでしまうし、
宿主の水生昆虫が羽化して陸に上がれても、ヘビやカエルに食べられたら、その時もハリガネムシは死んでしまう。
さらに、水生昆虫が運良くカマドウマやカマキリに食べられて、宿主が川に身を投げたとしても、宿主の体から脱出する前に魚に食べられたら、交尾することも卵を産むこともできずに死んでしまう・・・
・・・ハリガネムシだって、めちゃくちゃハードな一生じゃないか(T . T)
そう考えると、私は人間に生まれて、本当に良かったなぁとしみじみと思います(ノ_<)
だれかに食べられることも殺されることも、日本にいる限りは、まず、ない。
お金があんまり稼げなくて困ったなぁとか、ボクシング難しいなぁとか、コミュ障で生きづらいなぁとか、自分なりに悩みは絶えないつもりですが、
文字通り命がけで生きているカマドウマやハリガネムシからしたら、ちっぽけな悩みですね。えへへ(^_^;)
カマドウマやハリガネムシには申し訳ないけど、本当に人間でよかったなぁと思いました(^-^)v
うん、人間で、良かったよかった\(^-^)/
参考サイト :
第1回 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
おまけ
昨日、夜中に起きてしまって眠れなくて暇なので、ネットで見つけた「隠キャ度診断」をやってみましたp(^_^)q
いまどきの人たちは「根暗」のことを「隠キャ」と呼ぶらしいです。へー。
で、私は隠キャ度、ぶっちぎりの100%だろう\(^-^)/と思いきや、65%となんとも冴えない結果に(⌒-⌒; )
「あいらさんは、厨二病隠キャ女子です。隠キャ度は65%で、中レベルの隠キャになります。何事も斜に構えて物事を捉えてしまい、且つそれがイケてると思い込んでいる厨二病タイプの隠キャです。」
うーん・・・まぁ当たらずとも遠からずですが・・・
私は斜めからだけでなく、真正面からも裏側からも横からも上からも下からも、ねじれの位置からも物事を見たいタイプですp(^_^)q
あっ!!
・・・こういうところが厨二病なのか・・・
あちゃちゃー(T . T)笑
おわり!!
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