今日は、ちょっとしたカミングアウトをしてみようと思いますp(^_^)q
なぜカミングアウトしようと思ったか
そもそもこのブログは、なかなか世間に受け入れられない「サバイバルや食虫」という私の趣味を誰かと分かち合いたい、という想いで始めました。
また当初は匿名だったからこそ書けた部分も大きいですが、
ずっと自分の中に隠してきた「旦那さんを失った心の痛み」や、
ずっとコンプレックスとして抱いてきた「普通に生きられない個性的すぎる自分」をブログに書いたところ、
沢山の方に共感してもらったり応援のメッセージを頂いたりして、とてもとても癒されている自分がいました。
さらに私が驚いたのは、私の書く文章に「勇気付けられた」、「元気をもらった」というメッセージをたくさん頂けたことです。
小さい頃から「変わった子」で、「ふつう」に馴染めず、「空気」を読めず、「マイノリティ(少数派)」として「生きづらさ」を抱えてきた私が、
自分の頭の中をブログに公開することで、こんなにも沢山の「自分以外の誰か」を勇気づけることができるなんて、思ってもみませんでした。
そこで今回は、もう一歩、踏み出してみることにしました。
これに対して、もしかしたらネガティブな反応も来るかもしれない。
だけど、そんなネガティブな反応を気にして、自分を隠したり偽ったり、したくない。
きっと「マイノリティ(少数派)」が「マジョリティ(多数派)」からの批判を怖がって自分を出さないでいたら、どんどんマイノリティが生きづらい社会になると思う。
だから、今日は勇気を出して!!
カミングアウトしちゃいます(*^◯^*)!!
大学の入学式での学長の言葉
私は高校卒業後、一年間の浪人生活を経て、なんとか早稲田大学に入学することができましたp(^_^)q
現役で大学に合格した同級生が大学生活をエンジョイしている姿に嫉妬の炎をメラメラ燃やし、
毎日10時間以上、必死で机に向かって、なんとかなんとかギリギリで合格できたので、あの時は本当に嬉しかった(T . T)
入学式当日、親に買ってもらったピカピカのスーツに腕を通し、意気揚々と桜の下を歩いて大学の門をくぐりました(^-^)v
入学式では学長だったか学部長だったか忘れましたが、とにかく「偉いおじさん」が壇上でお話をしてくれました。
たいていは特にこれと言って面白い話ではありませんでしたが、一つだけ、私の心に刺さった言葉がありました。
「キミたちが今までしてきた勉強は、本当の勉強じゃない。
ただの暗記だ。
これからの大学生活では本当の勉強をしてほしい。
常識だと思っていること、全てのことに疑いをもってかかること。
自分自身の頭で考えること。
そういうことができる大人になってほしい。」
とまぁ、そんなことを言っていたワケです。
その言葉は、初々しい19歳の私の心に、ズドーンと響きました。
「・・・そ、その通りだ!!
私は今まで、親の価値観、世間の価値観を疑うこともなく生きてきた!!」
ただ、その時はそれなりの衝撃を受けたものの、
その後しばらくは授業やサークル活動などに忙しい日々を送り、その言葉を思い返すこともありませんでした。
出会いは新宿二丁目
大学に入ってから私が特に興味を惹かれた授業が「宗教学」と「ジェンダー論」でした。
「ジェンダー論」というのは、一言で言うと、「男性らしさや女性らしさは国や文化や時代によって変わるものだよ」という内容だったと記憶しています。
まぁ、かなり前の記憶だし、ボクシングでたくさん頭を殴られている私の記憶なので、正確性は保証できません(⌒-⌒; )笑
そのジェンダー論の授業で仲良くなった「ゲイ」の男の子に誘われて遊びに行ったのが「新宿二丁目」でしたp(^_^)q
新宿二丁目は「同性愛者の街」として有名で、多くのゲイバーやレズバーがあります。
友達のゲイの男の子は、新宿二丁目で同性愛者(主にゲイ)にエイズが蔓延しないよう講習を開いたり、「コンドーム」を無料配布する活動を行なっていました。
私も友達と何度か行くうちに、お気に入りのレズバーができました。
そのお店はレズビアンでもストレート(異性愛者)でも、女の子なら誰でも入店が許されているお店で、
男性がいない空間でゆっくりと落ち着いて、そして安くお酒を飲めるところが気に入って、女の子の友達とよく行くようになりました。
その頃、私は20歳だったのでお店で知り合う女性はほとんどが自分より年上で、年上の人たちから自分の知らない世界のお話を聴けるのも楽しかった。
お店に一年くらい通った頃、一人のアメリカ人の女性と仲良くなりました。
連絡先を交換し、何度か二人で遊ぶようになった頃、突然、キスをされました。
女の子と、付き合える?
彼女はハワイ出身で、日本では英語講師として働いていました。
とてもポジティブでアクティブな子で、一緒にいると本当に楽しかった!!
友達としては、大好き!!
だけど・・・恋愛感情は・・・どうだろう・・・
そんな時に思い出したのが、大学の入学式で聴いた「あの言葉」でした。
「常識だと思っていること、全てのことに疑いをもってかかること。
自分自身の頭で考えること。」
それまで、私は2〜3人の男の子とお付き合いをしたことがありました。
だから、当たり前のように「自分は男の子が好きだ」と思っていました。
だけど・・・それって、本当??
女性の私が男の子を好きになるのは、本当に、自然で、当たり前のことなのかな。
しばらく、ずっと、ぐるぐる、色んなことを考えてみました。
例えば、食べ物。
アフリカのどこかの国では、カブトムシの幼虫を食べているという。
↓ カブトムシの幼虫。
たぶん、多くの日本人は、これを見て「美味しそう!!」とは思わない。
それは、親も食べないし、友達も食べないし、自分も食べたことがないし、
カブトムシの幼虫を食べる「習慣」がないから。
だけど、普段からカブトムシの幼虫を食べているアフリカの人は、きっと違う反応をするだろう。
美味しそう!!とか、よだれが出ちゃう!!と思う人もいるかもしれない。
ってことは、「食欲」っていうのは自然なものじゃなくて、ものすごく文化的なものだってことだよね。
そして、食欲が文化的なものだとしたら、
自分が自然に感じると思っている「性欲」や「恋愛感情」だって、文化的に作られたものなんじゃない!?
そう思うようになりました。
それに加えて、もう一つ。
なんで、「自分は男の子が好き」って言い切れるんだろう、とも思った。
例えば、「カレーと焼肉、どっちが好き?」って聞かれた時。
「私は焼肉が好き」って答えらえるのは、
カレーも、
焼肉も、
両方、食べたことがあるから、比較できるんだよね。
カレーしか食べたことがなかったり、焼肉しか食べたことがなかったら、どっちの方が好きかなんて、答えられない。
男の子としか付き合ったことがない私には「男の子の方が好き」と言い切ることはできない。
そう思いました。
そこで、「今は恋愛感情かどうか分からないけど、それでもいい?」と確認して、彼女と付き合ってみることにしました。
男の子が好きでも、女の子が好きでも、一人でいるのが好きでも、なんでも良いじゃない!!!
結局、彼女とは付き合って数ヶ月でお別れしました。
彼女はとても心配性で、私が男の子だけでなく、女の子と遊びに行くことも嫌がった。
私はそれがとても息苦しくなってしまった。
そして、私はたぶん「男の子の方が好き」だって、分かった。
下品な話はしたくないので省くけど、たぶん、男の子の方が、好き。
で、こういう結論になると、「じゃあ、最初から女の子と付き合うことなかったじゃん」って言われるかもしれないけど・・・
そんなことは、断じて、ない!!!!!
だって、その後、男の子と付き合うにしても、自分の中の納得感が全然違うもの!!
カレーも焼肉も両方食べた上で、「焼肉が好き!!」って自信をもって言えるのと一緒(^-^)v
今は、私が女の子と付き合った頃よりもっと同性愛が一般的に受け入れられるようになってきてると思う。
実際にLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)って言葉も普及してきているし、
ヨーロッパを中心に、世界では25の国で同性婚が認められているんだって!!
日本でも渋谷区では、同性カップルを「結婚相当」とする条例が作られたよねp(^_^)q
それでも、やっぱり「普通の恋愛」とは違うって見られがちだと思う。
だけどさ・・・自分以外の誰かが、
女の子を好きでも、
男の子を好きでも、
どっちでも、よくない??
それを他人がどうこう言うのってさ、
「あいつ、男なのに焼肉よりカレーの方が好きらしいぜ!!やばくね!?笑」
なんて言ってるのと、同レベルだよね(⌒-⌒; )笑
男が好きでも、女が好きでも、一人でいるのが好きでも・・・
女だからってボクシングが好きでも、男だからって編み物が好きでも・・・
みんなが、自分らしくのびのび生きられる、そんな社会になってほしいです\(^-^)/
私も自分らしくのびのび生きて、いつかこんな ↓ ファンキーなおばあちゃんになりたいですp(^_^)q
おわり(*^◯^*)!!
→ このブログを書いているのは、どんな人?
もっと知りたい方はコチラからどうぞ(^-^)v
→ ブログトップページはコチラから